数か月ぶりでSLTM(Saitama Lunch Time Meeting)に参加してきました。
今日は、あいにくの雨で、おはようサイクリングは中止。
朝の8時半から午後の3時半まで、ただただ、おじ(い?)さんたちの井戸端会議が続いていたのであります。
今回も、たくさんの話題が提供されました。
CAD田氏の1961年製英国車とか。
新車のようなMASIとか。
一番、あーでもない、こーでもないと、技術論議が繰り広げられたのが、この自転車。
先日の2019 JTB(Japan Bike Technique)の参加車、テンション シルクです。
車輪とハンドル回りを外すと、こんなにコンパクトになります。
Vブレーキは、パイプの溶接構造。
リターンスプリングは、本体より外側についており、無段階で調整できます。
ほーーと感心していたら、リターンスプリングの構造は市販品にも採用されているようです。
それから、直接、直線的に操作するシフトワイヤー。 ユニークです。
テンションケーブルの末端処理は、想像していたよりも雑(失礼)でした。
長さ調節は、結構微妙だと思われるのですが・・・
一番、物議を醸したのは、ヘッドの構造です。
中央のボルトで、フォーク側とステム側を締め上げて、テーパー状のカップリングで回転方向を固定します。
しかし、この構造ではベアリングのプリロード(ガタ)調整が難しいと思われます。
アヘッドのように、ステムで下側の赤いスペーサー(下端がテーパーになっている)を押すのかな?と思いましたが、ステムが締め上げているアルミ色の部分と、下側の赤いスペーサーが固定されていますので、構造的にテーパー状のカップリングと上下の位置方向が一致しなければなりません。ガタの調整が微妙だと思われます。
実物を見たことがない人は、これを読んでも理解できないと思います。言葉で説明するのが非常に難しい構造です。
ダウンチューブ代わりのテンションケーブルが、どのような乗り味なのか、皆で試乗確認です。
想像していたよりも、かなりしっかりした乗り味でした。
荷重がかかれば、もちろんテンションケーブルにテンションがかかりますが、シートポストにもかなり曲げが入っている(剛性に寄与している)のかなと思います。
ヘッドに少しガタはありましたが、ギリギリ許容範囲かな。
昼食時の話題として提供されたのは、ファーマーさんのTA5ピン用、24Tインナーアダプタ。
軽量化と同時にローギヤ化への工夫と努力に頭が下がります。
最後の自転車談義では、e-bikeも話題に上りました。
e-bikeは自転車人生(趣味)をどれだけ延ばすことができるのか?
TOEIは何台まとまればe-bikeを作ってくれるのか?
追伸
返信削除非常に興味深いというか、考えさせられた話題もありました。
「TOEIらしさ」とは?
エルスレプリカのクランクをTOEIに持ち込んで、エルスのカタログモデルを作ってくれという人はいても、サンジェに持ち込む人はいない。
フランス人が、TOEIの写真をフランスのビルダーに持ち込んで、これと同じものを作ってくれということはあるのか?
考えてしまいますね。