2019年6月30日日曜日

6月30日 SLTM

数か月ぶりでSLTM(Saitama Lunch Time Meeting)に参加してきました。


今日は、あいにくの雨で、おはようサイクリングは中止。 

朝の8時半から午後の3時半まで、ただただ、おじ(い?)さんたちの井戸端会議が続いていたのであります。




今回も、たくさんの話題が提供されました。


CAD田氏の1961年製英国車とか。



新車のようなMASIとか。


一番、あーでもない、こーでもないと、技術論議が繰り広げられたのが、この自転車。

先日の2019 JTB(Japan Bike Technique)の参加車、テンション シルクです。



車輪とハンドル回りを外すと、こんなにコンパクトになります。




Vブレーキは、パイプの溶接構造。


リターンスプリングは、本体より外側についており、無段階で調整できます。

ほーーと感心していたら、リターンスプリングの構造は市販品にも採用されているようです。

それから、直接、直線的に操作するシフトワイヤー。 ユニークです。



テンションケーブルの末端処理は、想像していたよりも雑(失礼)でした。

長さ調節は、結構微妙だと思われるのですが・・・




一番、物議を醸したのは、ヘッドの構造です。

中央のボルトで、フォーク側とステム側を締め上げて、テーパー状のカップリングで回転方向を固定します。



しかし、この構造ではベアリングのプリロード(ガタ)調整が難しいと思われます。

アヘッドのように、ステムで下側の赤いスペーサー(下端がテーパーになっている)を押すのかな?と思いましたが、ステムが締め上げているアルミ色の部分と、下側の赤いスペーサーが固定されていますので、構造的にテーパー状のカップリングと上下の位置方向が一致しなければなりません。ガタの調整が微妙だと思われます。

実物を見たことがない人は、これを読んでも理解できないと思います。言葉で説明するのが非常に難しい構造です。




ダウンチューブ代わりのテンションケーブルが、どのような乗り味なのか、皆で試乗確認です。



想像していたよりも、かなりしっかりした乗り味でした。

荷重がかかれば、もちろんテンションケーブルにテンションがかかりますが、シートポストにもかなり曲げが入っている(剛性に寄与している)のかなと思います。

ヘッドに少しガタはありましたが、ギリギリ許容範囲かな。




昼食時の話題として提供されたのは、ファーマーさんのTA5ピン用、24Tインナーアダプタ。



軽量化と同時にローギヤ化への工夫と努力に頭が下がります。



最後の自転車談義では、e-bikeも話題に上りました。

e-bikeは自転車人生(趣味)をどれだけ延ばすことができるのか?  

TOEIは何台まとまればe-bikeを作ってくれるのか?

1 件のコメント:

  1. 追伸
    非常に興味深いというか、考えさせられた話題もありました。
    「TOEIらしさ」とは?
    エルスレプリカのクランクをTOEIに持ち込んで、エルスのカタログモデルを作ってくれという人はいても、サンジェに持ち込む人はいない。
    フランス人が、TOEIの写真をフランスのビルダーに持ち込んで、これと同じものを作ってくれということはあるのか?
    考えてしまいますね。

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