2022年11月26日土曜日

2022/11/15 電動アシスト車椅子は今の自分には不適

 電動車椅子の課題解決のため導入を検討した電動アシスト車椅子は 残念ながら今の自分には合っていないということで返却いたしました



理由は二つあります

一つはサイズが合っていなかったこと

もう一つは (こちらが根本的な諦めた理由なのですが) 電動アシスト走行能力が自分の自走能力に合っていなかったこと


サイズが合っていない

写真では分かりにくいかもしれませんが 今回お借りした JW スウィングは非常にコンパクトです

特にバックサポートつまり背もたれが低く体幹の効く人向けの車体になっています

 自分のように体幹にも麻痺が残っているものにとっては 標準の薄いクッションであれば何とかなりそうですが、今使用している10 CM 厚のロホクッションを使うと 少しの衝撃で上体が後ろに倒れると同時にお尻が前に滑っていってしまいます


電動アシスト機能が自分には合っていない

電動アシスト車椅子の主なアシスト能力は以下の二つだと思われます

漕ぎ出しや上り坂で駆動力をサポートする

下り坂を一定速度で降りられるように制動をかける


実際に使ってみると確かに漕ぎ出しは楽です

しかし、制動方向にはアシストがないことと、走り出した後のアシスト力が弱いことが今の自分の走行能力には合っていません

どのような場面で不具合があるかと言うと

いわゆるかまぼこ路面のような横傾斜の路面を直進する場合です

横傾斜が急な場合、片手で駆動力もう片方の手で軽く制動力を加えて直進することになりますが、走り出した後はほとんどアシスト力がないため普通の車椅子と同様にどんどん横に流れていきます

一般の路面はこのような路面が多いため電動アシストは課題解決になりません


また下り坂を一定速度で降りられるのは良いのですが、その状態から停止するのは自分の力です

これが急坂だと大変です

今の自分には握力があまりないため、ハンドリムを握って駆動制動しているのではなく、手のひらを押し付けて行なっています

脇の下を挟みつける力には限界があり さらにグローブがねじれたりすることもあって制動は苦手です

つまり電動アシスト車椅子を有効に活用するには自分の走行能力を上げる必要がありそうです



サイズは自分に合った車椅子をベースに電動アシストユニットを組みつければ良いのですが、根本的な走行能力が今の自分には合っていないようですので、今回は電動アシスト車椅子を諦め、自走用の車椅子と普通の電動車椅子を使い分けることにいたしました



2022年11月20日日曜日

2022/11/20 荒サイフリマ

 年2回荒川サイクリングロード沿いの「オフロードヴィレッジ」で開催される荒川サイクルフリーマーケットに行ってきました


昨日とは打って変わって肌寒い雨模様の天気になってしまいましたが、結構多くの人で賑わっていました

このサイクルフリーマーケットは回を追うごとに規模が拡大していますね




自分の場合は部品の売り買いというより、懐かしい自転車仲間に会うことを目的にしています


実際に何人かの SLTM メンバーの方々に元気な姿を見せることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました


次回は来年5月だと思いますが、また参加できたらと思います



PS

フリーマーケットの会場は草地なのですが路面はかなり荒れています

今回は電動車椅子で行ったので何とか走れましたが、もう少し整地して頂けると助かりますね



2022/11/17 定期検診 C5-BからC5-Dに

首の手術をしていただいた S 大学病院に定期検診に行ってきました

前回は5月でしたので半年ぶりの定期検診です

まずはレントゲンを撮ってその映像を基に先生と面談です

11時の予約時間でちょうどの時間に行ったのですがやはり1時間以上待ちました
病院というのはそういうものですね


面談の中で最近のリハビリ状況として歩行訓練のビデオを見ていただきましたが、先生からは大変お褒めの言葉をいただきました




その他簡単な筋力テストも含めて、現在の状況はC5-Dとの判断でした

C5というのは上から5番目の頚椎損傷で、 D というのは麻痺の状況です
麻痺の状況は A から E まで5段階で表され、Aが一番麻痺がひどく  動く筋肉が多くなるほどEに近づいていきます

私の場合  昨年8月に S 医大を退院した際の評価は C5-Bでしたので、二段階改善したことになります

先生からは
「1段階の改善は結構あるけど2段階の改善は大変珍しい
リハビリを頑張った成果だ
他の患者の努力指標になる」
との評価をいただきました

多少のヨイショはあるかもしれませんが褒められると結構嬉しいですね
今後の改善は頭打ちになってくるかもしれませんが変わらずにリハビリに励みたいと思います





2022年11月12日土曜日

2022/11/12 電動車椅子の課題解決のため電動アシスト車椅子JW スイングを借りてみた

 現在レンタルしている電動車椅子 JW アクティブプラスにはいくつかの問題があることを報告しました


一番大きな問題である自走のしにくさは、その問題によって電動走行に頼りきりになり、結果として体力の低下が懸念されます

その解決策として電動アシスト式の車椅子ヤマハのJW スウィングを試してみることにしました





電動アシスト車椅子というのは電動アシスト自転車と同じコンセプトの電動車椅子です


つまり自分で漕がないと進まない電動車椅子です


自分で漕げるけど もう少し楽に坂道を登りたい

急な下り坂でスピードをコントロールするのは難しい

せっかく漕げるのに電動車椅子に頼るのは嫌だ

などという要望をもとに作られた電動車椅子です


このコンセプトは自分にぴったりではないかと思い、その存在を知った時から一度は使いたいと思っていました

いつもお世話になっている福祉用具店で取り扱いが可能ということになり、今回とりあえずは一週間ということでお借りしました

もし使いやすければ今レンタルしている JW アクティブプラスと置き換える予定です




2022/11/12 電動車椅子の悪い所

電動車椅子には色々な種類があるのですが、自分がレンタルしたのは ヤマハのJWアクティブプラスです






この電動車椅子は 通常の介護用車椅子にヤマハの電動ユニットを装着した 軽量タイプと呼ばれる電動車椅子です


他にはWillのように全く自走ができないサスペンション付きの重量級電動車椅子などがあります



JW アクティブ+の問題点は二つ


JW アクティブ+は大きく言うと二つの問題点があります

自走が困難

除圧が困難



自走困難にはいくつかの原因が


JW アクティブ+は自走ができる電動車椅子ですが、実際に自走するにはかなりの問題があります


これにはいくつかの原因が挙げられます



ポジションが自走には向いていない


まず第一はポジションです

ベースとなった介護用車椅子はもともと自走をメインとした車椅子よりも安定性重視のホイールベースが長いプロポーションになっており、駆動輪が乗車位置に対し後ろよりになっています


さらに電動車椅子は乗車位置の背中側にバッテリーを積みますので、後ろ側への転倒を考慮し、さらに後車軸が後ろ側にレイアウトされているようです


ホイールが22 in


さらに今回レンタルできたのは22 in のホイールですので、24 in タイヤを使用した OX に比べ、タイヤを駆動するストロークがかなり少なくなります


重量が増えた


車両重量がOX の16キロから32キロと倍になり登り坂などでの走行負荷が増えました



ハンドリムが滑る


ハンドリムがアルミ製で コーティングがないためかなり滑ります

生ゴムの貼ってある専用のグローブを使用しても滑ります

これは家族にシリコンチューブを貼ってもらい改善しました




除圧が困難なのは足のレイアウト


電動車椅子は自走することを重点には考えていないためかなりリラックスした乗車姿勢になります

特に足のレイアウトはかなり前方に投げ出した感じになります

これは大きな径のキャスターを避けるために足の位置を前側にレイアウトされたこともあります


電動車椅子が大きな直径のキャスターを使っている理由は段差乗り越えの方法が違うためです


自走式はフロントアップつまりキャスター上げで段差を乗り越えていきますが、電動車椅子の場合は大きなトルクで段差を押し上げて乗り越えます

つまり電動車椅子はフロントアップの必要がないためホイールベースは長めで乗車姿勢はかなりリラックスした形になります





電動車椅子には課題がありますが優れた操作性は今の自分にとっては代えがたい魅力があり手放せない存在になりそうです



2022年11月10日木曜日

2022/11/10 電動車椅子の良い所

 電動車椅子を導入してから約2か月が経過しました


一口に電動車椅子と言ってもいろいろ種類があるのですが、とりあえず現在使っている電動車椅子JW アクティブプラスと自走式OX NEO Plusの2台を比較し、電動車椅子の良いところと悪いところを少しまとめてみたいと思います










電動車椅子は走破性が素晴らしい


電動車椅子の良い所はもちろん走破性が優れている点に尽きます


実際の走破性は思った以上でした


自走の場合に問題になるのは登り坂ばかりではなく、横傾斜の道路をまっすぐに進むことと下り坂のブレーキが大きな課題です


電動車椅子の場合はこれらの課題が完璧に改善されます


さらに舗装路以外の路面、つまり芝生や砂利道、凸凹路面など全く問題なく走って行きます




この点は大いに満足しております


走行可能距離も問題ない

次は走行可能距離、つまりバッテリーの性能についてですが、これは今のところ全く問題ありません


森林公園を1日走り回りましたが、バッテリー残量は80%残っており、自分の使い方の場合には数日の使用には耐えそうです


以上のように 電動車椅子の走破性は素晴らしいのですが、課題もありますのでそれについては別の記事にしたいと思います