モデルRH4.4
なお、断面形状は、RH3.5はTAと同様に、片面にのみ段差がある形状としましたが、RH4.4については、裏表で対称の形状としました。
材質は、実際にはもっと低強度のものと思われますが、とりあえず、TA、RH3.5と同様にアルミ7075で計算しました。
結果
安全率
30deg
変位
30deg
結果まとめ
数値ベースの比較です
単位 | TA | RH 3.5 ave | RH 4.4 Ave | 差(TA vs RH4.4) | |
min安全率 | 1.828 | 1.818 | 1.807 | -1.2% | |
max変位 | mm | 0.1393 | 0.1412 | 0.10865 | -28.2% |
板厚方向変位 | mm | 0.007271 | 0.005056 | 0 | |
質量(参考) | g | 129.8 | 117.6 | 144.9 | 10.4% |
RH3.5とRH4.4では、歪み自体はかなり小さくなりますが、歪み方は同じで、真円が崩れる歪み方です。
最大変位自体は、TAより28.2%少なくなります。
RH4.4は、表裏で対称な形状としましたので板厚方向の変位は0です。ただし、実際の駆動では、チェーンがCWに対して真っ直ぐに掛かるわけではありませんので、横方向の荷重も発生します。
p.s.
今回の解析は、面取りを0で計算しました。実際のRHにはかなり大きなフィレットが付いています。どの位軽量化になっているのか、ちょっと調べてみました。
ギヤ単体(フィレット無) ・・・・125.5g
ギヤ単体(裏表フィレットR1.5) ・・・・122.6g
3g弱の軽量化でした。
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