という素朴な疑問がありましたので、ちょっと解析してみました。
条件として、
フォークの上端は、ベントフォークと同じ28*17の楕円、下端はΦ12の真円で、板厚は1mmとしました。
前三角は、板厚1.0mmとしました。 この前の記事のt=1.0との比較になります。
以下はすべてストレートフォークのデータです。
最大応力(最小安全率)は、やはりフォーク前端の下側です。
BB部です。
<修正>クロモリの降伏応力685MPaで再計算。
応力的には20-30%改善し、降伏安全率も1.4まで改善。でもまだまだ良くない数値。
以下はすべてストレートフォークのデータです。
安全率
かなり応力が低くなりました。
最大応力(最小安全率)は、やはりフォーク前端の下側です。
変位
まとめ
ベントフォークとストレートフォークを数値ベースで比較してみます。単位 | ベントフォーク | ストレートフォーク | 向上率 | |
min安全率 | 3.619 |
4.705 |
30.1% | |
max応力 | MPa | 189.3 | 145.6 | 23.1% |
max変位 | mm | 1.829 | 1.83 | -0.1% |
BB変位 | mm | 0.4312 | 0.4121 | 4.4% |
応力的には20-30%改善し、
BBの変位は4.4%少なくなった。
自転車乗車時の人間への入力は、ハンドルとペダルからなので、ペダルの変位≒BBの変位であり、4.4%固く感じると理解して良いのではと思う。
あくまでも、この条件での計算上では。
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