一部から、それでは「荷重が集中しすぎ」との意見がありましたので、10枚の歯に荷重がかかった場合を検討してみました。
もちろん合計の荷重は同じ600Nです。 3枚荷重:200Nx3枚、10枚荷重:60Nx10枚
ちなみに、600Nというのは、ペダルの荷重でいうと35.6kg、体重の半分強で踏んでいる状態です。
35.6kg*9.8N=600N*96mm(48Tの噛合い半径)/165mm(クランク長)
3枚荷重と10枚荷重、言い換えれば、10枚荷重はチェーンが新しく、3枚荷重はチェーンが伸びた状態と言えるかと思います。
降伏応力安全率
3枚荷重10枚荷重
変位
3枚荷重10枚荷重
結果まとめ
単位 | 3T荷重 | 10T荷重 | 差 | |
min安全率 | 1.808 | 2.09 | 13.5% | |
max変位 | mm | 0.1664 | 0.153 | -8.8% |
10枚荷重の場合、3枚荷重に対し、応力や変位は一割程度低下します。
言い換えれば、チェーンの伸びにより、一割程度、ギヤの応力や変位が悪化すると言えるかもしれません。かなり大胆な仮説ですが。
チェーンホィールの変形は、量は改善していますが、傾向としては大きな変更は無く、飾り窓の内側に最大応力が発生します。
変位の違いとして目立つのは、⇒の部分ですね。
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