今回の比較は、あくまでパターンの優劣を比較するため、板厚や材質は共通としました。
仕様&解析条件
48T 板厚3.5mm、ギヤ部板厚2.2mm
材質 アルミ7075(実際の材質が不明なので、7075と仮定)
拘束は、クランクとの固定ネジ部をピン拘束(半径方向&軸方向)
中央部の穴やインナー取付のボルト穴は、同じ厚さの別部品を追加して解析しました(無しでは変形が違います)
荷重は、3枚の連続する歯の円周方向に各200N (180degズラしたCaseも検討)
安全率
変位
板厚方向変位
結果まとめ
前回行ったTA,RHとの比較をしてみます。単位 | TA | RH 3.5 ave | Simplex ave | 差(TA vs Simp) | |
min安全率 | 1.828 | 1.818 | 1.663 | -9.9% | |
max変位 | mm | 0.1393 | 0.1412 | 0.17395 | 19.9% |
板厚方向変位 | mm | 0.05982 | 0.05807 | 0.0712 | 16.0% |
質量(参考) | g | 129.8 | 117.6 | 132.2 | 1.9% |
サンプレは、応力も、変位も、質量も大きいという、パターンとしてはあまり優れた形状とは言えないようです。
サンプレは、歯の内側の2重形状が特徴ですが、内側のリングの変形が大きいですね。それによって、歯の部分があまり真円を崩さずにすんでいるようにも見えますが。
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