サンプレSLJのプーリー交換のつづきです。
アダプタの内径を削る必要がありますが、とりあえず6mmのドリルの歯を通してみると・・
ちょっと入口が削れただけで通ってしまいました。
材質が結構柔らかいので、予想は出来ましたが・・なんとか広がらないようにして加工しなければなりません。
治具を作成します。
本当であれば、もっと固い材質で作らなければならないのでしょうが、手近にあったかまぼこ板を使います。(汗)
・2つに切って2枚重ねにします
・2枚をクランプして、中央にΦ6の穴を明けます
・下になる板のΦ6の穴をΦ7のドリルで広げます
これで治具は完成。
次は、この治具を使ってアダプタの加工です。
・下側の板のΦ7の穴にアダプタをセット
・上の板を載せて、クランプ。この時、きちんと上下の穴が同軸になるように注意します。
・上の板のΦ6の穴をガイドに、Φ6のドリルを通します。
なかなか綺麗に加工できました。
が、やはりちょっとした芯ズレや、バリがありますので、Φ6の丸棒やすりで修正します。
結構、削りやすい材質ですので、後から考えれば、このやすりで加工するだけでも良かったかもしれません。
これで穴の加工は終了。 次は厚さ方向の調整です。
サンプレのオリジナルの厚さは10.6mm。
写真を撮り忘れましたが、BDP-01のSRAMのアダプタを装着した厚さは、9.4mmでした。
その差は、1.2mm。
カンパの時は、ステンレスのテープを重ねて調整しましたが、今回は、引き出しをガサゴソして出てきた0.3mm厚のアルミ板でスペーサーを作ることにしました。
片側2枚、合計4枚でちょうど1.2mmになります。
まずは切り出し。0.3mmのアルミ板ははさみで切れます。
Φ6mmの穴を明けて(実際にはΦ5の穴を明けて、Φ6の丸棒やすりで整形)
大まかに整形して、重ねてボルトに通し、ドリルで回転させながらやすりで整形。
0.3mmのワッシャが8枚出来ました。
組み合わせると10.6mm。ばっちりです。
組付けて完成。
無事に走れるようになりました。
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