2021年1月28日木曜日

1月27日 <自転車>Simplex SLJのプーリー交換(その2)

 サンプレSLJのプーリー交換のつづきです。


アダプタの内径を削る必要がありますが、とりあえず6mmのドリルの歯を通してみると・・

ちょっと入口が削れただけで通ってしまいました。


材質が結構柔らかいので、予想は出来ましたが・・


なんとか広がらないようにして加工しなければなりません。

治具を作成します。


本当であれば、もっと固い材質で作らなければならないのでしょうが、手近にあったかまぼこ板を使います。(汗)

・2つに切って2枚重ねにします

・2枚をクランプして、中央にΦ6の穴を明けます

・下になる板のΦ6の穴をΦ7のドリルで広げます

これで治具は完成。


次は、この治具を使ってアダプタの加工です。

・下側の板のΦ7の穴にアダプタをセット

・上の板を載せて、クランプ。この時、きちんと上下の穴が同軸になるように注意します。

・上の板のΦ6の穴をガイドに、Φ6のドリルを通します。

なかなか綺麗に加工できました。


が、やはりちょっとした芯ズレや、バリがありますので、Φ6の丸棒やすりで修正します。

結構、削りやすい材質ですので、後から考えれば、このやすりで加工するだけでも良かったかもしれません。


これで穴の加工は終了。 次は厚さ方向の調整です。

サンプレのオリジナルの厚さは10.6mm。


写真を撮り忘れましたが、BDP-01のSRAMのアダプタを装着した厚さは、9.4mmでした。

その差は、1.2mm。

カンパの時は、ステンレスのテープを重ねて調整しましたが、今回は、引き出しをガサゴソして出てきた0.3mm厚のアルミ板でスペーサーを作ることにしました。

片側2枚、合計4枚でちょうど1.2mmになります。


まずは切り出し。0.3mmのアルミ板ははさみで切れます。

Φ6mmの穴を明けて(実際にはΦ5の穴を明けて、Φ6の丸棒やすりで整形)

大まかに整形して、重ねてボルトに通し、ドリルで回転させながらやすりで整形。

0.3mmのワッシャが8枚出来ました。

組み合わせると10.6mm。ばっちりです。


組付けて完成。

無事に走れるようになりました。



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