電動車椅子には色々な種類があるのですが、自分がレンタルしたのは ヤマハのJWアクティブプラスです
この電動車椅子は 通常の介護用車椅子にヤマハの電動ユニットを装着した 軽量タイプと呼ばれる電動車椅子です
他にはWillのように全く自走ができないサスペンション付きの重量級電動車椅子などがあります
JW アクティブ+の問題点は二つ
JW アクティブ+は大きく言うと二つの問題点があります
自走が困難
除圧が困難
自走困難にはいくつかの原因が
JW アクティブ+は自走ができる電動車椅子ですが、実際に自走するにはかなりの問題があります
これにはいくつかの原因が挙げられます
ポジションが自走には向いていない
まず第一はポジションです
ベースとなった介護用車椅子はもともと自走をメインとした車椅子よりも安定性重視のホイールベースが長いプロポーションになっており、駆動輪が乗車位置に対し後ろよりになっています
さらに電動車椅子は乗車位置の背中側にバッテリーを積みますので、後ろ側への転倒を考慮し、さらに後車軸が後ろ側にレイアウトされているようです
ホイールが22 in
さらに今回レンタルできたのは22 in のホイールですので、24 in タイヤを使用した OX に比べ、タイヤを駆動するストロークがかなり少なくなります
重量が増えた
車両重量がOX の16キロから32キロと倍になり登り坂などでの走行負荷が増えました
ハンドリムが滑る
ハンドリムがアルミ製で コーティングがないためかなり滑ります
生ゴムの貼ってある専用のグローブを使用しても滑ります
これは家族にシリコンチューブを貼ってもらい改善しました
除圧が困難なのは足のレイアウト
電動車椅子は自走することを重点には考えていないためかなりリラックスした乗車姿勢になります
特に足のレイアウトはかなり前方に投げ出した感じになります
これは大きな径のキャスターを避けるために足の位置を前側にレイアウトされたこともあります
電動車椅子が大きな直径のキャスターを使っている理由は段差乗り越えの方法が違うためです
自走式はフロントアップつまりキャスター上げで段差を乗り越えていきますが、電動車椅子の場合は大きなトルクで段差を押し上げて乗り越えます
つまり電動車椅子はフロントアップの必要がないためホイールベースは長めで乗車姿勢はかなりリラックスした形になります
電動車椅子には課題がありますが優れた操作性は今の自分にとっては代えがたい魅力があり手放せない存在になりそうです
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