古いノートPCを全分解し、ちょっとだけ冷却性能を改善しました。備忘録の意味も含めて記録を残しておきます。
このノートPCは、2010年に購入し2014年に新しいPCを購入するまで3年と8か月の間使っていました。
現役を引退したのは、熱暴走によりWindowsがクラッシュしたためです。それとBATTもダメになりました。
ノートPCの限られた空間に、熱効率の良くない第一世代Core i7とオプションのフルHDを入れたのが良くなかったのでしょうか、ほとんどCPUファンが回りっぱなしでした。
最近、Linux用に再び稼働し始めたのですが、やはり電源を入れるとすぐにCPUファンが回り出します。 ノートPCの下に、全体を冷やすノートPCクーラーを設置しているのですが、それでもCPUファンは殆ど回りっぱなしで、かなりの騒音です。
少しでも改善出来ないかと、出来る範囲で対策をしてみます。
まずは分解。
最初は、全部のネジを外してしまいましたが、正しいのは、以下の方法かと思います。
まず、バッテリーを外し、その下にあるこのネジを外します。
裏面のHDDのカバーを外し、HDD、RAM、WiFiのアンテナケーブルなどを外します。
表に戻し、キーボードのカバーを外します。
すると、キーボードが外れます(キーボード上の2本のネジ)。
ディスプレイ(上蓋)は、コネクターを外し、根元の2本のネジを外せば、全体が外れます。
上側(キーボード側)を外すと、下側のカバーとマザーボードだけになります。
さて、熱対策です。
CPUクーラーを外し、清掃、と同時に熱伝導グリスを伝導率の高いものに交換します。
今回は、銀の粉が入ったシルバーグリス 9.24W/m・℃を使います。
逆順で組み上げて、起動・・・・
うっ、動きません。
クッと何かが起動する音がするので、表示が出ないだけのような・・・
再度、キーボードのカバーを外し、ディスプレイのケーブルを差し直すと、無事に動きました。
ホッ。
さて、冷却効率改善の効果はどうでしょう。
結果、ちょっとだけ改善したようです。 ファンが動き出すまでの時間がちょっとだけ遅くなりました。
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