2019年5月2日木曜日

ノートPCの冷却性能向上

古いノートPCを全分解し、ちょっとだけ冷却性能を改善しました。備忘録の意味も含めて記録を残しておきます。


このノートPCは、2010年に購入2014年に新しいPCを購入するまで3年と8か月の間使っていました。

現役を引退したのは、熱暴走によりWindowsがクラッシュしたためです。それとBATTもダメになりました。


ノートPCの限られた空間に、熱効率の良くない第一世代Core i7とオプションのフルHDを入れたのが良くなかったのでしょうか、ほとんどCPUファンが回りっぱなしでした。

最近、Linux用に再び稼働し始めたのですが、やはり電源を入れるとすぐにCPUファンが回り出します。 ノートPCの下に、全体を冷やすノートPCクーラーを設置しているのですが、それでもCPUファンは殆ど回りっぱなしで、かなりの騒音です。

少しでも改善出来ないかと、出来る範囲で対策をしてみます。

まずは分解。

最初は、全部のネジを外してしまいましたが、正しいのは、以下の方法かと思います。

まず、バッテリーを外し、その下にあるこのネジを外します。



裏面のHDDのカバーを外し、HDD、RAM、WiFiのアンテナケーブルなどを外します。

表に戻し、キーボードのカバーを外します。



すると、キーボードが外れます(キーボード上の2本のネジ)。



ディスプレイ(上蓋)は、コネクターを外し、根元の2本のネジを外せば、全体が外れます。

上側(キーボード側)を外すと、下側のカバーとマザーボードだけになります。



さて、熱対策です。

CPUクーラーを外し、清掃、と同時に熱伝導グリスを伝導率の高いものに交換します。

今回は、銀の粉が入ったシルバーグリス 9.24W/m・℃を使います。



逆順で組み上げて、起動・・・・

うっ、動きません。

クッと何かが起動する音がするので、表示が出ないだけのような・・・

再度、キーボードのカバーを外し、ディスプレイのケーブルを差し直すと、無事に動きました。

ホッ。


さて、冷却効率改善の効果はどうでしょう。

結果、ちょっとだけ改善したようです。 ファンが動き出すまでの時間がちょっとだけ遅くなりました。


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