補助制動性能
さて、問題の補助制動ですが、これは大きな問題です。カムロードベースのキャンピングカーの最大の弱点は、上り坂ではなく下り坂だと思います。
一般的な山下り、つまり日光のいろは坂とか湯の丸高原からの下りとかでは、思うようには走れず、本当に気を使います。
ATMのギヤ比が合わないのが一つの要因です。
まずO/D OFF、つまり3速では、全くと言っていいほど減速度を感じません。 エンジン回転は上がりますが、減速は何の変化も無し。
当然 "2"に落としますが、ちょっとした勾配でもどんどんスピードが上がっていきます。
主ブレーキにばかりに頼れませんので、"L"、1速に落とすことになります。
さすがに"L"はかなりの減速度が得られますが、普通はちょっと効き過ぎです。 それに、50km/hでないと1速には落ちません。
実際の下り坂では、どうゆうことになるかというと、
"D"で下り坂に入ると、徐々にスピードが上がってきて、"2"にシフトダウン、
勾配が緩やかなうちは、"2"と"D"を切り替えて、適度なスピードを維持できます。
が、下りの勾配が厳しくなってくると、"2"でもどんどんスピードが上がってきて、コーナーの手前等で"L"にシフトダウン、
その時、車速が60km/hだと、何の変化もなくどんどんスピード上がってしまいます。
仕方なく、強くブレーキを踏むと、徐々にスピードが落ちてきて、50km/hになると、やっと1速にシフトダウンされ、急激にエンジン回転が上がって、エンジンブレーキが利くようになります。
減速し過ぎて"2"にシフトアップすると、どんどんスピードが上がって、また同じことの繰り返し、シフトのアップダウンに疲れると同時に、主ブレーキの負担は相当なものになります。
実際に、この前の池の平からの下りでは、出来る限りエンジンブレーキを使ったつもりですが、下まで降りてきた時には、軽いフェードを感じたほどでした。
ブレーキパッドを変更すれば、耐フェード性能は上がると思いますが、ベーパーロックの心配は解消されません。
最近はベーパーロックを聞かなくなりましたが、ブレーキオイルの性能が上がっているので問題ないのでしょうか?
やはり、ギヤが足りない!! 6速くらいは欲しいです。
排気ブレーキ、電磁リターダー、ヤコブブレーキ、どれもカムロードでは聞いたことがありません。
ワイパーレバーの位置について記載しましたが、間違いの様なので削除しました。
カムロードを使ったキャンピングカーは、フルロードの状態であり、色々な性能の限界にあります。
タイヤのキャパもギリギリで、かなり多くのバースト情報がネット上に報告されています。
やはり、これだけ装備が増えて重量が増してくると、安心して乗るには2t車がベースとして必要になってきます。
リヤダブルタイヤで、排気ブレーキ付き、ミッションは5速か6速のAMT。
でも、免許制度が変更になると、普通免許で乗れなくなる可能性があるかもしれませんね。
結論 : 補助制動性能 × 排気ブレーキが欲しーーい!!!
現実には難しいので、性能を理解して、無理をしないように乗るしかないですね。
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