2020年7月1日水曜日

7月1日 <3D CAD>スレートフォークはどの位乗り心地が悪化するのか?

ストレートフォークはどの位乗り心地が悪化するのか?

という素朴な疑問がありましたので、ちょっと解析してみました。


条件として、

フォークの上端は、ベントフォークと同じ28*17の楕円、下端はΦ12の真円で、板厚は1mmとしました。

前三角は、板厚1.0mmとしました。 この前の記事のt=1.0との比較になります。


以下はすべてストレートフォークのデータです。 


安全率

かなり応力が低くなりました。



最大応力(最小安全率)は、やはりフォーク前端の下側です。



変位




BB部です。




まとめ

ベントフォークとストレートフォークを数値ベースで比較してみます。



単位 ベントフォーク ストレートフォーク 向上率
min安全率
1.093
3.619
1.422
4.705
30.1%
max応力 MPa 189.3 145.6 23.1%
max変位 mm 1.829 1.83 -0.1%
BB変位 mm 0.4312 0.4121 4.4%
<修正>クロモリの降伏応力685MPaで再計算。

応力的には20-30%改善し、降伏安全率も1.4まで改善。でもまだまだ良くない数値。

BBの変位は4.4%少なくなった。

自転車乗車時の人間への入力は、ハンドルとペダルからなので、ペダルの変位≒BBの変位であり、4.4%固く感じると理解して良いのではと思う。

あくまでも、この条件での計算上では。






0 件のコメント:

コメントを投稿