2020年9月9日水曜日

9月9日 <3D CAD> フレームの横剛性って何? ダイヤモンドvsミキスト

まだまだ暑い日が続いています。 なかなか本格的に走る気がしなくて、体力の衰えが心配な今日この頃です。

さて、先日、rikoパパさんのブログの記事から亡くなられたヒロセさんのYoutubeをみていて、ヒロセさんの言われている「6本バックのミキストの横剛性が低い」ということが気になり、「本当なの?」「どの位低いの?」などと考えていました。



で、久しぶりに3DCADで解析してみることにしました。

2ヶ月近く離れていると、だいぶ忘れてしまうものですね。脳の老化を実感します。



まずは、モデル化


以前解析を行ったダイヤモンドフレームのトップチューブを削除し、ヘッドチューブからリヤエンドまでを、Φ12xt1の2本のパイプで繋ぎます。

そのパイプとシートチューブも、パイプで連結します。



モデルが出来たら解析なのですが、「フレームの横剛性って何?」という疑問が出てきます。

つまり、どこをどのように拘束し、どこにどの方向の荷重を掛けるかという、解析には必要な前提条件です。

とりあえず、以下の条件で計算してみました。

<拘束条件> Xは左右、Yは前後、Zは上下
・前後のハブのX,Z
・BBのY

<荷重>
・BBのX方向に600N

簡単に言うと、自転車を横にして、ハブを固定(前後以外)し、BBに61.2kgの体重の人が乗った状態です。




6本バックのミキスト





同じ条件のダイヤモンド



















<結果>


BBのX方向変位 mm
ミキスト 1.139
ダイヤモンド 1.189


残念ながら、ダイヤモンドの方が変位が大きいですね。

横剛性という定義が違うのでしょうね。 


ミキストは見た目、明らかに縦剛性が低いです。

縦剛性、つまりBBに垂直の荷重を掛けた場合のフレームの変形です。

皆さんの言う感覚的な横剛性は、計算上の縦剛性で代表できるのかも????



横剛性と同時に、「フレームの捩じれ」ってよく使いますが、これはもっと難しそうですね。

捩じれは横剛性と同じ?

実際に乗っている時には、どのような条件で、一番捩じれを感じるのか? ダンシング? 



"MIXTE"と"SPORT"の違いも気になるし、もうちょっと遊んでみましょう。




p.s.

今回もメッシュ分割中にエラーが出ました。試行錯誤し、結果、メッシュを標準より細かくして無事に分割が出来ました。


0 件のコメント:

コメントを投稿