2016年9月1日木曜日

コルドバンクス 1万km レビュー : 主制動性能

さて、制動性能ですが、制動性能は大きく2つに分けられます。

一つは主制動性能、つまり普通の足で踏むブレーキです。

もう一つは、エンジンブレーキなどの補助制動性能です。


主制動性能

まずは、主制動性能。

これは合格点には達しません。 普通の車のつもりで踏むと、思った所には止まれません。

車重3tで、15インチの(ホィールに入る)ディスクではかなり厳しいですね。


性能を理解して運転していれば、それなりに止まれますが、やはり基本的に能力不足の感は否めません。

自分は、信号の度に、"2"にシフトダウンしています。

エンジンブレーキを併用することは、制動能力そのものを向上させると同時に、パッドの摩耗を減らして、さらに発熱を抑えるためには重要です。


発熱

試しに、発熱をちょっと計算してみると

車重3tの車を60km/hから停止させるためには、

Q=1/2mv^2
=0.5*3000*(60*1000/3600)^2
=4.2*10^4 [J]

のエネルギーを吸収する必要があるわけです。

仮に100kgの鉄ですべてを吸収するとすると

ΔT=Q/(mc)
=4.2*10^4/(100*444)
=9.4℃

たった1回のブレーキで10度近く温度が上がることになります。凄いですね。

もちろん放熱しますので、単純計算ではありませんが、これが累積されると思うと恐ろしいです。 少し走ったホィールを触ってみて下さい、かなり温度が上がっていることが分かります。やけどには十分注意してくださいね。


熱量は、重量に比例、速度の二乗に比例ですので、スピードは抑える必要がありますね。

気を付けたいと思います。



改善策

制動力の改善には、ブレーキパッドの交換が簡単で効果的です。実際に交換している人も多いようです。

でも摩擦係数の高いパッドに交換すると、跳ね返りとして、早期摩耗(交換頻度増)、ローターへの攻撃性(摩耗)を考慮する必要があります。 

自分としては、今のところ、ノーマルのままで様子見です。



放熱性は重要ですので、ホィールはディスクタイプよりスポークタイプの方が良いですよね。







操作系


他に制動関係では、ブレーキペダルの使い勝手が気に入りません。

ステアリングポストが邪魔をして、左足でブレーキペダルを踏むのが困難です。 不可能ではありませんが。

これは自分としては、大きなマイナス点。 でも改善は出来ません。



長くなりましたので、補助制動はまた別途。



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