2019年12月13日金曜日

CINELLIのメンテ(1)

先日、我が家にやってきたCINELLIのSuper Corsaですが、昨日、今日と、いくつかのメンテを行いました。




シートポスト部

フレームのサイズが大きいので、かなりシートポストを深く入れなければなりません。

出し入れがかなり固いので、銀輪庵さんの所でリーマーを通してもらいました。



銀輪庵さんの所のリーマーはアジャスタブルで、細かく径を調整できます。 便利ですね。 まー、個人で持っていても使う機会は、あっても数回でしょうけど。


クランクのペダルネジ部

今回購入したCINELLIは、ペダルレスでした。

カンパのペダルは持っていませんので、当面は手持ちペダルを使おうと思います。

手持ちの三ヶ島ユニークロードを装着しようとすると、半分くらいねじ込んだ所で止まってしまいました。

他の4つのペダルで試してみると、2つは問題なく最後までねじ込めましたが、他の2つは途中まで。

聞いた話では、イタリア規格は、サイズ、ピッチは同じなのに、プロファイルが少しだけ違うようです。

で、銀輪庵さんの所で、タップを通してもらいました。

昔、自分でフレンチネジをBSCにしようとして、ものすごく苦労して、諦めた記憶があるので、良い工具を持っている方にお願いしました。



無事にユニークロードが装着できました。




エンド調整ネジ

我が家にやってきた時、左のエンドの調整ネジが曲がって、キャップ(?)が取れていました。



曲がったネジを切断し、購入した新しい調整ネジと交換。



エンドはCOLUMBUSです。 あまり見ないような・・・


BBのグリースアップ

ネジ切りのためにクランクを外しましたので、ついでにBBのグリースアップしました。

ベルハンマーチューンです。

やり始めると一気にやってしまうので、途中の写真はありませんが、グリースアップの必要が無いほど、綺麗な状態でした。



BBの様子から類推すると、ヘッド部はそのままでも大丈夫かなと思います。


インナーワイヤー処理

ブレーキワイヤー(スーパーレコード純正?だそうです)、シフトワイヤー共に、かなり余裕を残して切ってありましたので、はんだ処理をして適正長さにカットしました。








メンテを始めると、色々な不具合が出てきました。


インナーギヤとチェーンステー干渉

右のクランクを締め込んで、回してみると、重い。 何かおかしい。



何と、インナーギヤとチェーンステーが干渉しています。


BBシャフトの方向を間違ったのかと思いましたが、確かに右のほうが飛び出しが大きく、間違いありません。

Super Corsaのチェーンステーは潰しがなく、元々ギリギリの設計のようです。

ちょっと長いBBシャフトがあれば良いのですが、手元にあるはずもなく、どうしようか・・と悩みました。

BBの右ワンにスペーサーを入れるという方法もあります。スペーサーは家のどこかにあったような気がしますが、どこにあるのか? 

ふっと、昔、トラ車でチェーンラインを調整するときに、BBシャフトのテーパー部にステンレスのシートを貼ったことを思い出しました。

0.15mmのシート(テープ)をカットし、まずはテーパー部の4面に貼ってみましたが、太すぎてうまく組み込めず、結局、1つの角の両側の2面だけに貼って組み込むと、バッチリ、隙間が取れました。

4面でなく、片側2面だけに0.15mmのテープを貼りましたので、0.15/√2≒0.1mm左右のクランクで芯がズレたことになりますが、まー気が付きませんね。


RDのプーリー割れ

RDのプーリーに亀裂を発見しました。 とりあえず動いていますが、部品を手に入れないと・・・




フリーの取り外し用爪の破損

ガーーン、発見してしまいました。 フリーはサンツアーですが、4つの爪のうち、2つが欠けています。



4本爪のフリー外しではなく、2本爪のフリー外しを使ったのでしょうね。

大変だーー。

当面は、見なかったことにしておきます。



あとは、ハブのグリースアップかな。

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