2025年12月16日火曜日

2025/12/16 糸ようじ ホルダーの作成方法 その1 /糸ようじの 3D データを作る

 糸ようじ ホルダーの3 D データ作成の手順を紹介します



糸ようじ ホルダーには糸ようじを入れる凹みが必要です

そのために 糸ようじの実物と同じ大きさの3 D データを作成します


1 糸ようじの写真を撮る

背景用に白の紙を用意し その上に糸ようじを乗せて写真を撮ります 

できるだけ 真上から写真を撮って歪まないようにすることが重要です


2 糸ようじの写真の背景を消す

背景が単色ならそのままでも大丈夫かもしれませんが 念のために 背景を消しておきます

アプリによっては ウォーターマークが出る場合がありますが それもトリミングなどで消してください




3 糸ようじの SVG ファイルを作る

写真は ビットマップファイル なので それを3 D 加工ができる ベクター 形式にします


今回は Inkscapeというアプリを使用しました


・ビットマップデータをインポート


・メニューの パス →ビットマップをトレース→閾値を適当にセットし適用

(写真の背景を消しておくと 閾値を0.99にしても大丈夫です)


・ベクター化したデータができますので

SVG ファイル形式でエクスポート

その際 ビットマップデータは削除しておきましょう 念のため




4 糸ようじ の 3 D モデルを作る

3D CAD を立ち上げます

FreeCADへの移行を模索中ですが 今回は慣れたFusionを使いました



糸ようじの SVG ファイルを読み込みます

このデータは実際の大きさとは異なるので サイズ合わせが必要です


Fusionは寸法を指定したサイズ変更ができません

(Bambu Studioは可能なのですが なぜかBambu Studioで作成したデータを他のアプリで使用するとエラーが出ました)

全然 スマートなやり方ではありませんが 以下の手順でサイズ変更をしました


・読み込んだ SVG 形式の形状を「押出し」 コマンドで 3 d データ化します

板厚 は適当で大丈夫です 後で実物に合わせ調整します

・別に 85×25の長方形を書きます

(高さ25は参考値です 長手方向を合わせれば大丈夫です)

・糸ようじ の 3 d データを選択し 「拡大縮小 」コマンドでサイズ 変更します

糸ようじ は実物の長さが85 なので 先ほど書いた長方形の枠に合わせて 縮尺を変更します 

・できた3 D データの板厚を測定し 表面を「押出し」て 板厚を1.9mm に合わせます




これで糸ようじの3 D データの完成です


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